トイレでの戦い
こんばんは!
あまりにも毎日暑い日が続き、夏バテ気味のことはです。
わたしは、生活介護でパートをして4年になります。
色々あるけど、毎日勉強の日々です。
最近、トイレでの利用者さんとの戦いに変化が起こってきました。
トイレでの戦いって何ぞや?と思いますよね。
1年前くらいから、利用者さんがトイレに引きこもり、用を足しても出てこない人が、何人か出てきました。
トイレに籠る理由はそれぞれで、個室で落ち着きたい方、職員の気を引きたい方それぞれの理由があります。
わたしが格闘するのは、気を引きたいためにトイレに籠る利用者さんです。
男性の利用者さんなので、女性のわたしが介助というのも問題はあるのですが、なんせ男性職員がいません。
なので、どうしても男性利用者のトイレ介助に入る必要があります。
わたしが格闘する利用者さんとは、もう4年のお付き合いになります。
粗暴行為がたまにあり、胸元をつかまれたりすることはしょっ中でした。
でも、笑顔がとても可愛くて、おちゃめな性格な方です。
トイレにひきこもっている時に、出てきてもらうように声をかけても、胸元をつかまれるわ、大暴れするわでなかなか大変な毎日です。
(でも、調子が良い時はすっとトイレから出てきてくれます。)
そんな毎日である変化が訪れました、
わたしが怒っているふりをして、低い声で叱り、トイレから引きはがそうとすると、最初は、遊んでいると思ってかニヤニヤ笑いをして完全に舐めてかかっていました。
が、わたしが何をやっても引かずに、あきらめない姿をみてか少し引き気味になりました。そして、顔から笑いがなくなりました。
いつもなら胸元をつかんで蹴って大暴れをしている彼ですが、本気の表情でトイレから引き剥がれないように必死にトイレの手すりにしがみ付いていました。
そして、今日はついに、応援に来てもらい女性と二人でトイレから引きはがすことができました!
わたしにとっては、彼がニヤニヤと笑わずに、本気でトイレにしがみついたことは、大きな進歩だと思っています。
今ままでわたしに手を出してきた方が手を出さないというのは、すごい変化なのです。
本気で彼に向き合った成果だな、と思っています。
精神的にも体力的にもトイレで格闘するのは、しんどいです。けれど、本気で利用者さんと向き合っているかどうかというのは、自分と同じくらい利用者さんにも伝わります。
本気で向き合えば、利用者さんに伝わると言ってくれた施設長の言葉が少し理解できた1日でした、
また、明日も頑張ろう!
今日も1日お疲れ様でした。