万葉集時代の孤悲(こい)は切ない
こんばんは。
ことはです。
【言の葉の庭】のキャッチフレーズに、
「【愛】よりも昔、【孤悲】の物語」とありました。
【孤悲(こい)】は、【恋】の事だろうに、どうしてそんな悲しい表記をするのだろうと気になって調べてみました。
万葉集時代の孤悲(こい)は切ない
現代人が思い浮かべる恋というのは、なんとなくウキウキするもの、明るく楽しいものというイメージがあるかと思います。
実際には、恋だって辛い恋、悲しい恋だってあるんですが、平安時代はもっと切なかったです。
何故なら、夫が妻の家に通うという形式をとっていたからなんですね。
しかも、一夫多妻制じゃないですか!
女側からしたら、男性を待っている間に色々不安が生じる訳です。
他に女が出来たのじゃないかしら?
あの人が通ってくれないわ。何故かしら?
待つ方は、悪いことを考えてしまいますよね・・・。
恋とは一人で【孤独に悲しむ】ということだっんですね。
この表記は、万葉集には29例あります。
それだけ、男性を待つ女性で辛く悲しい思いをしていたということでしょうね。
現代社会では、そう思うと随分嫉妬に苦しむ女性が減り、男性も同じように恋に悩み、辛い思いをするという意味で同等になったような気がします。
一夫多妻制なんて、想像しただけでも嫌だわー.
その時代によって大変なことが違ってくるんだなーと思ったことはでした。
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