問題行動を起こしている利用者さんへの対応方法は?ケースその①
桜の開花が年々早くなる昨、今皆様いかがお過ごしでしょうか?
私の職場では、4月になると新規の利用者が増えます。
オープンしたのが、2019年10月で、まだ1年半くらいしか経っていません。
最初、利用者5名ほどだったのが、今では、多い曜日では20人の利用者が来られます。
新規利用者が増え、季節も変わり、利用者自身の環境にも変化が生じます。
ここ1か月、問題行動を起こす利用者さんが増え、職員が対応に追われている毎日です。
かまってほしいゆえに起こす問題行動をおこすAさん
そんな日々。
最近、どんどん問題行動が増えている利用者のAさん。
Aさんは、現在入所施設から、生活介護事業所に通っておられます。
月に1度は自宅に帰る予定が、なかなか家の事情で帰れず。
そして、その施設も出なければならない状況で、不安定になってきておられます。
問題行動ってそもそも何か?よく私の職場では話題になります。
私が考える問題行動とは、他人に迷惑がかかる行動です。
Aさんの問題行動は、つばを吐く、大声をだす、放尿をする、自傷するなど、多岐に渡します。
これは、全て職員の気を引くために起こす問題行動です。
問題行動も、原因が一人一人違います。
その原因によって対応も、変えていかないといけません。
しかし、問題行動に対しては、基本は無視をするという方向で職員が統一しています。
この無視するというのにも、理由があります。
問題行動に対して、職員が反応してしまうと、それをしたこと(問題行動)によって職員が反応してくれたと利用者さんが思い、またその行動をとってしまうからです。
人って、無関心にされるのが、一番辛いものですよね。
障がい者でもなくても、人に構ってほしいゆえに、相手の嫌がることする人いませんか?
多分、その人は、そうすることでしが、他人に振り向いてもらえなかったのだと思います。
正しい人との関わり方を学んでいないと、そういった間違った方向にいってしまいます。
問題行動を起こした時は、反応しない、そして問題行動を起こす前に止めるのが正しい関わり方となります。
問題行動を起こしてしまった後は、反応せずに静かに対応します。
放尿したなら、静かに掃除します。
自傷なら、個室にはいり、なるだけ声をかけず、手で制止続けます。
ここで大事なのが、
職員間で違った対応は取らないです。
これをしてしまうと、利用者が混乱してしまいます。
問題行動を起こすAさんに対して反省すべき点
ここ最近、他の利用者さんもあれていたり、職員も余裕がなくなってきて、Aさんに対して褒める行為が減ってきていました。
これも、問題行動を起こすきっかけになっていたように感じます。
人って、自分を認めてほしいものです。
なのに、Aさんに対して、指示だけして褒めていなかったことは本当反省すべき点でした。
今のAさんにとっては、皆と同じ作業をするのも難しく、椅子にもなかなか座ろうとしない状態です。
Aさんに「座りなさい」といって座ったあとは、「よくできたね!」という声かけは必須でした。
先日の職員会議で、そのことが反省点として挙げられました。
この褒めるというこは、本当大事です。
出来たことを、誉める。
これを忘れないで、明日からの支援も頑張っていきたいと思いました。
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